剛柔流空手道とは、我が国4大流派の一つに数えられる歴史と伝統を誇る空手道です。
剛柔流空手道の流祖は、宮城長順先生で東恩納寛量先生から学んだ那覇手と、単身中国に渡って習得した拳法の双方の長所に独特の呼吸法を加え、理論と実技を武術的に体系化し剛柔流と名付けました。
特徴は型サンチン、テンショウによる呼吸法で身心を統一して気を練りながら身心の強化と精神の集中力の向上を目指し、防御を重視し、剛と柔を取り入れた技術と精神を作り上げる空手道であります。技術的には接近戦を得意とし円運動を用いて敵の攻撃をかわして急所に決める、柔よく剛を制す守りの空手であります。
流祖宮城長順先生から、我が国に於ける普及発展を任された山口剛玄先生が昭和25年に全日本空手道剛柔会を創設し、会長として全世界に剛柔流空手道を広めました。
現在は山口剛史最高師範が会長であり、副会長である菊池広正先生が剛柔流空手道拳剛会を開設しました。